懊悩

自分は本当に甘やかされて育ってきた。人生の苦難も無い。
壁が見えたら、壁に沿って歩いて生きてきた。
そのうち時間が経てば壁も無くなるだろうと思って、越えようとしなかった。
でも壁が消える事は無い。

息苦しさだけが続く。

親は子供に与えようとする、子供はそれを受け取れる程の人間ではないと思っている。
こんなジレンマは親子の関係の上では必要の無い事なのだろうか。

でも親も子供のやりたいようにやらせるのが楽なのかもなあ。
無理やりやらせるのめんどくさいでしょ、親だって。
特に自分は頑固だし。
生後10ヶ月にして粉ミルクを拒んで、
舌先で哺乳瓶を突き返したという逸話の持ち主だから。母乳一筋！
って何の話だよ。
親は、自分が嫌な事は絶対にしない代わりに、一度決めたらやり通すこと知ってるし。

でも納得できないな。なんでこう納得できない事がたくさんあるんだろう。

「人間は爆発と停止しかない。スランプなんていう奴は死ねばいい。」